2010年5月30日日曜日

6月5日(土)のおしらせ

来週の土曜日、こんな人たちが出演する音楽会を、催します。



VELTZ/TV-OR「初演」



アナログテレビ12台による、オーケストラです。



suzumiki「OUR LOVE IS HERE TO STAY」



コスプレトロンボーン+超絶ギタリストのデュオです。



お時間ございましたら、遊びにきてください。

終演後はそのまま会場で、吞み会を始めます。

マイミクのかたも、マイミクじゃないかたも、

お会いしたことのないかたも、大歓迎いたします。



ぼくのバンド「日本春歌考」は、半年ぶりのライブになります。



今回の音楽会で、しばらく「日本春歌考」は、自主企画を控えます。

(オファーがあれば、よろこんで出演させていただきますが)

よって今回は、14人編成のオーケストラで、

今できる究極のことに、挑みます。



控えめにもうしあげて、こんな音楽会は、なかなかないと思います。

音楽好きの方はもちろん、

むしろ音楽会などに足を運ばない人にこそ、

楽しんでいただける会だと思います。

きっと何か、思いがけない発見があるはずです。

のちのち、この場に立ち会ったことを、

自慢できるような会にするつもりです。



会場はカフェですので、くつろいでお楽しみいただけます。

よろしくお願いいたします。ぺこり。



「音楽の試飲会2 ダダイズムとメルヘンの結婚」

2010年6月5日(土)
開場:17時30分
開演:18時00分
料金:1000円(+1ドリンクオーダー)

Cafe FLYING TEAPOT
東京都練馬区栄町27−7 榎本ビルB1
西武池袋線江古田駅歩5分
都営大江戸線新江古田駅歩10分
03−5999−7971
http://www.geocities.jp/flyingteapot1997/index.html

2010年4月28日水曜日

音楽の試飲会2 ダダイズムとメルヘンの結婚



6月5日(土)に、音楽会を主催します。

その詳細が決まりましたので、おしらせいたします。

お友達のかたも、まだお会いしたことのないかたも、ひとりでも多くのかたに、きていただきたいと思います。

音楽会のあとは、そのまま会場で、飲み会を催します。気さくな人が集まりますので、楽しい会になると思います。

よろしくお願いいたします。





「ダダイズムとメルヘンの結婚」

ダダイズムのことは、よく知りません。メルヘンのことも、よく知りません。でもこのふたつの言葉に、ぼくは憧れを抱いています。

ダダイズムは、シュールレアリズムよりも、子供じみてる気がします。メルヘンは、ファンタジーよりも、子供じみてる気がします。この「子供じみている」という言葉を、ぼくはこよなく愛しています。

子供は、ルールを破ります。マナーを破ります。予測不能なことをします。すぐに泣きます。すぐに笑います。すぐに寝ます。そして、単純で、可愛らしくて、元気があって、未来があります。

2010年という現在、わたしたちはあらゆるレヴェルで、袋小路に陥ってしまいました。大人たちが「良かれ」と思って築いてきたものが、ここにきて立ち往生し、悪いニュースばかりが目立ちはじめました。

大人たちの袋小路を打破する方法。それは、大人たちのルールなどをことごとく無視する「子供じみた力」じゃないか、とぼくは考えます。

今回の出演者をならべた時、ふと、「ダダイズムとメルヘンの結婚」という言葉が、頭にうかびました。

この言葉は、日本のダダイストの先駆け・吉行エイスケの「アン・ダグリッパの結婚」という作品が元になっています。これはエイスケが妻・あぐりへの愛をダダイスティックなかたちで書いた小説です。

吉行エイスケ・吉行あぐり夫妻をモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説「あぐり」が、ぼくは大好きでした。

http://homepage2.nifty.com/homesweethome/agri/index.html

なにせ13年前に見たっきりなので、詳細は忘れてしまいましたが、エイスケが活躍し、34歳の若さで死んだのは、第二次大戦前夜のこと。

そんな時代に、世間の白い目などものともせず、ダダイズムと美容の世界を生き抜いたエイスケ・あぐり夫妻のことを考えると、なんだか元気が出てきます。今、思い出すべき人々のような気がします。

と、能書きは、これくらいにします。そんなことを考えているぼくが主催する音楽会ということで、お察しください。6月だし、ジューン・ブライドということで。ひとつ。

フライヤーの絵は、freakout fanclubの、ちみどろみちこさんの作品を使わせていただきました。みちこさんには今回も、日本春歌考に参加していただきます。ありがとね。





音楽の試飲会2 ダダイズムとメルヘンの結婚

出演

・VELTZ/OR(ベルツ/オーケストラ)
今回は、アナログテレビ6〜8台を使ったパフォーマンスをするそうです。
(映像は前回の、音楽の試飲会から)
http://www.vlzprodukt.com/
http://www.youtube.com/watch?v=67b1cLDOVO8&feature=player_embedded



・suzumiki(すずみき)
コスプレトロンボーンと、超絶ギターのデュオ。
「Bikini Valley」という曲を、とにかく聴いていただきたいです。
http://www.myspace.com/suzumiki
http://www.youtube.com/watch?v=ZloDiKjVjts&feature=player_embedded






日本春歌考(にほんしゅんかこう/旧名・私の考えるジャズ)
今回は、直江実樹さん、KO.DO.NAさん、秋房和伸さん(秋福音、Sebon)、
安藤裕子さん、生死鴉くん、freakout fanclubなど、
総勢15人くらいのオーケストラになる予定です。
http://watashijazz.blogspot.com/
http://www.youtube.com/watch?v=mgN-x-0LdAg&feature=player_embedded


2010年6月5日(土)
開場:17時30分
開演:18時00分
料金:1000円(+1ドリンクオーダー)

Cafe FLYING TEAPOT
東京都練馬区栄町27−7 榎本ビルB1
西武池袋線江古田駅歩5分
都営大江戸線新江古田駅歩10分
03−5999−7971
http://www.geocities.jp/flyingteapot1997/index.html

2010年3月10日水曜日

北の国から

今夜は雪が降りましたね。東京の街に雪が降る日、ふたりの恋は終わった。なんちて。

2009年3月8日、高円寺無力無善寺での演奏から、「北の国から」をアップしました。これが日本春歌考、はじめてのライブでした。あの日から、ちょうど1周年ということで。

夜になったら、どうすんですか。夜になったら、寝るんです。

http://www.youtube.com/watch?v=5jhqPhWk8QQ&feature=player_embedded

2010年1月18日月曜日

「私の考えるジャズ」解散、「日本春歌考」再結成


2010年1月9日、「音楽の試飲会」に御来場いただき、ありがとうございました。

これまでで一番多くのお客様のまえで、これまでで一番いい演奏ができて、これまでで一番楽しいコンサートになりました。

この日のコンサートをもちまして、「私の考えるジャズ」は解散し、そのまま「日本春歌考」という音楽グループとして再結成しました。

「私の考えるジャズ」では、フリー・ジャズを目指していました。でも「日本春歌考」では、歌ものを目指します。そして、「幼稚園児のおゆうぎ会」のような音楽になればいいな、と思っています。

「音楽の試飲会」の模様を、YouTubeにアップしました。

【私の考えるジャズのテーマ】
http://www.youtube.com/watch?v=VHUfxtk2XHw&feature=player_embedded

【自転車置場】
http://www.youtube.com/watch?v=dWjIx_vzwoo&feature=player_embedded

【放射能 RADIOACTIVITY】(クラフトワーク KRAFTWERKのカヴァー)
http://www.youtube.com/watch?v=KHvVljmYlIM&feature=player_embedded

2010年1月2日土曜日

「愛の言葉」予告編

無声白黒短編映画「愛の言葉」の予告編ができました。 下記のアドレスをクリックすれば、YouTubeにつながります。

http://www.youtube.com/watch?v=3VRBAtawm0s&feature=player_embedded

音楽は、FREAK OUT FANCLUB「白目子のワルツ」と、直江実樹「in the storm」を、ぼく=私の考えるジャズがミックスしたものです(フリーク・アウトさん、直江さん、事後承諾ですみません)。

1月9日の「音楽の試飲会」では、約20分のこの映画に、私の考えるジャズ、直江実樹さん、フリーク・アウト・ファンクラブさんが即興で、映画音楽を演奏します。

純粋な映画作品としては、この「愛の言葉」がぼくの初監督作品なので、ルイ・マル監督のデビュー作「死刑台のエレベーター」(1957年)にちなんだことを、してみたくなりました。この映画、マイルス・デイヴィスが試写室で映画を見ながら即興で音楽をつけた作品で、いわゆるシネ・ジャズのハシリといわれています。蛇足ながら。

2010年1月1日金曜日

あけましておめでとうございます

新年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

年越しは、高円寺の円盤で迎えました。freak out fanclubをはじめ、15組くらいのバンドを観ました。フリーク・アウトは、音も、声も、アンサンブルも、たたずまいも、仲の良さも、つまり全部がすてきでした。嫉妬するほどに。ぼくが音楽において大事だと思っていることを、ちゃんと大事にしている人たちだ、と思いました。1月9日の「私の考えるジャズ」には、フリーク・アウトが全員、参加してくれることになりました。おかげでうれしい年越しでした。

音楽をやっている人たちと一緒にいることは、つくづく楽しいものです。音楽の前では、お金もセックスも見えなくなってしまうような人たちが、ぼくは好きです。ぼくはもっともっと、音楽にふれたい、音楽の話がしたい、音楽をすすめたい、そう思っています。音楽に取り組んでいるかぎり、退屈はありません。

店長の田口さんが「もっと、わけのわからないものが観たい。みんな、ものわかりがよすぎて、つまらない。」と言いました。この言葉は、2010年になって最初に、胸に響いた言葉になりました。そう、もっともっと、わけのわからないものを、ぼくも観たい。「すでに説明のついているもの」ではなく、「いまだ説明のできないなにものか」へ。そんな点でもフリーク・アウトは輝いていました。

http://www.myspace.com/freakoutfanclub